画像提供:Commonsource – 投稿者自身による著作物, CC BY 3.0
【犬・猫共通】散歩中に潜むノミ・ダニ・寄生虫のリスクとその対策
春から秋にかけて活発になるノミやマダニ。
愛犬・愛猫の散歩中に気づかぬうちに付着し、室内に持ち込まれることで、さまざまな健康トラブルの原因になります。
本記事では、ノミ・ダニ・寄生虫のリスクと具体的な対策を、犬・猫の両方に対応する形で解説します。
🐾 なぜ散歩でノミやダニが付着するの?
ノミやマダニは、草むら、公園、河原などに潜んでいます。
動物の体温や体毛のにおいに反応して近づき、体にしがみつき血を吸います。
● 特に注意すべき場所
- 雑草が生い茂った歩道や空き地
- 公園のベンチ下、茂みの近く
- 農道・田舎の散歩コース
● ノミやマダニによる主な病気
- ノミアレルギー性皮膚炎(かゆみ・脱毛・赤み)
- バベシア症(マダニ媒介の重度の貧血)
- 猫ひっかき病(人への感染例も)
- フィラリア(蚊が媒介するが散歩中の被害が多い)
🐶 散歩中の対策は?
1. 予防薬を使う
動物病院で処方されるスポットオンタイプや経口薬は、もっとも効果的な対策です。
市販薬もありますが、効果や安全性は必ず獣医師と相談しましょう。
2. 散歩ルートを選ぶ
草むらや藪を避け、舗装された道や人通りの多い道を選ぶと安全です。
「車が少ない=安全」と思われがちですが、虫にとっては好環境です。
3. 散歩後のケアを習慣化
散歩から帰ったら、ブラッシングや足裏・耳のチェックを行いましょう。
特にマダニは小さく見つけづらいので、指で撫でて違和感がないか確認するのも◎。
🐱 猫のハーネス散歩ではさらに注意
猫は毛づくろいの習性があり、また体を触らせにくい子も多いため、ノミやマダニが付着しても見逃されやすい傾向があります。
また、毛づくろいによってノミやその卵を飲み込んでしまうと、消化管寄生虫のリスクも高まります。
💡猫の対策ポイント
- ハーネス装着前にノミダニ予防薬を使用
- 帰宅後は湿らせた布で全身を拭く
- 被毛の長い猫は月1のグルーミングもおすすめ
👪 人にも感染する「ズーノーシス」にも注意
ノミやマダニが媒介する病気の中には、人間にもうつるものがあります(ズーノーシス)。
特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では、ペットの衛生管理がとても重要です。
👉 厚生労働省|マダニによる感染症に注意しましょう(外部サイト)
🛡️ おすすめのノミ・ダニ予防グッズ
ノミやマダニの被害を防ぐには、日常的なケアと信頼できる予防グッズの併用が効果的です。ここでは、実際に使用されている人気グッズをいくつか紹介します。
- ✅ フロントライン プラス(犬・猫用)
獣医師も推奨するスポットオンタイプ。皮膚に垂らすだけでノミ・マダニの駆除と卵の孵化をブロック。月1回の使用で効果持続。 - ✅ ペティオ ノミ・ダニ取りブラシ:
細かいステンレスの歯で、ノミやダニ、抜け毛をしっかりキャッチ。薬剤を使いたくない方にもおすすめ。ペティオ プレシャンテ のみとりコーム(1コ入)【プレシャンテ】
価格:856円
(2025/8/2 16:40時点)
感想(1件) - ✅ 虫除けスプレー(天然成分配合):
レモングラスやユーカリなど、ペットにやさしい天然成分を使った忌避スプレー。散歩前にサッとひと吹きで安心。◇アースペット わんテクト スプレー 犬猫用 虫ケア用品 ペット用虫よけスプレー
価格:547円
(2025/8/2 16:42時点)
感想(2件)
📝 まとめ:予防が最大の防御!
ノミ・ダニ・寄生虫のリスクは、散歩を楽しむペットにとって避けて通れない問題です。
しかし、日頃のケアと予防策をしっかりとることで、ほとんどの被害は防げます。
ペットと安心してお散歩を楽しむために、今一度対策を見直してみましょう。
コメント